1.切断刃には合計24箇所の切断位置が用意されていて一箇所に付き、約2000心の光ファイバの切断が可能ですが、正常に切断が出来なくなった時は、切断刃の頂点部および、上下のクランプゴムをエチルアルコールで湿らせた綿棒などで清掃を実施してみてください。
下クランプゴムの清掃
エチルアルコールで湿らせた
綿棒で刃を清掃
上クランプゴムの清掃
注意!
切断刃に直接触れると怪我をする恐れがありますので触らないでください。
切れない場合は次の手順で新しい切断位置に切り替えてください。
本体から屑箱を取り出し
精密マイナスドライバを
用いて切断刃固定ネジを
緩めます。
精密マイナスドライバを
用いて切断刃固定ネジを
緩めます。
綿棒等を用いて切断刃の
目盛の数字が大きくなる方
向に一目盛まわします。
→ 再び切断刃固定ネジを
閉めてください。
(矢印:切断刃回転方向)
目盛の数字が大きくなる方
向に一目盛まわします。
→ 再び切断刃固定ネジを
閉めてください。
(矢印:切断刃回転方向)
※切断刃の全周(24箇所)を使い切ったら切断刃を交換する必要があります。劣化をしている切断刃での切断は、融着接続時に光ファイバ端面不良でのエラーや端面の不揃いエラー、また接続の損失に支障をきたす原因になる場合があります。
2.本製品には切断後の光
ファイバ屑を回収する
機能がありますが、こ
の機能を十分に発揮す
るために定期的にピン
チローラ部をエチルア
ルコールで湿らせた綿
棒などで清掃してくだ
さい。(右写真を参照)
ファイバ屑を回収する
機能がありますが、こ
の機能を十分に発揮す
るために定期的にピン
チローラ部をエチルア
ルコールで湿らせた綿
棒などで清掃してくだ
さい。(右写真を参照)
また、ピンチローラゴム面に、磨耗によって目視で確認できる程度の溝が発生しますが溝の深さが光ファイバの直径程度以下であれば、光ファイバの回収機能には支障をきたしません。ピンチローラを清掃しても光ファイバ屑の回収が困難な場合にはNTTRECに機器交換をご依頼ください。
磨耗、劣化したピンチローラ
新しい状態のピンチローラ
磨耗した状態のピンチローラ
での切断は、ファイバがクラ
ンプゴムの上に残ってしまう
原因となります。(右写真)
での切断は、ファイバがクラ
ンプゴムの上に残ってしまう
原因となります。(右写真)
3.屑箱には使用を重ねていくうえで、
光ファイバ屑が溜まっていきます。
屑箱の中に光ファイバ屑が多くなっ
てきますとクランプゴム上に
光ファイバ屑が残り、切断の妨げになりま
す。こまめに光ファイバ屑は廃棄し
てください。
光ファイバ屑が溜まっていきます。
屑箱の中に光ファイバ屑が多くなっ
てきますとクランプゴム上に
光ファイバ屑が残り、切断の妨げになりま
す。こまめに光ファイバ屑は廃棄し
てください。
光ファイバ屑
注意!
屑箱の中に光ファイバ屑が数本
残ることがありますが屑箱の中に指を
入れると光ファイバ屑が指に刺さる恐
れがありますので光ファイバ屑の取り
扱いには十分注意してください。また、
本体に屑箱を装着する時は、本体に突
き当たるまで押し込んでください。
クランプゴム上に
残った光ファイバ屑
4.リンク部品(右写真の
○で囲んだ部品)の動
きが渋くなった場合
には、市販のスプレー
式潤滑剤を吹き付け
てください。スプレー
のノズルをリンク部
品の回転軸に近づけ
て潤滑剤を少量吹き
付けます。
○で囲んだ部品)の動
きが渋くなった場合
には、市販のスプレー
式潤滑剤を吹き付け
てください。スプレー
のノズルをリンク部
品の回転軸に近づけ
て潤滑剤を少量吹き
付けます。
蓋開放レバーを2~3回押し下げてリンク部品を動作させることで、潤滑剤をリンク部品の回転軸に馴染ませてください。
注意!
潤滑剤は、リンク部品以外のところには吹き付けないようにしてください。
※S325の場合で、製品によって詳細は異なります。