V溝清掃による軸ズレの軽減
融着接続を行う上で軸ズレ等で融着が上手にいかないと、お悩みの方がいるのではないでしょうか? 軸ズレの原因としてV溝のゴミが主で他ではファイバ自体やホルダ底面のゴミも挙げられます。また変わったところではファイバ自体に曲がり癖が付いていて、セットした時浮き上がってしまうことが軸ズレの原因となります。
MF-3S・MF-2Sはコア調芯ではなく精度良く加工された固定V溝にファイバをセットして外形を合わせることにより低損失を得ることが出来ます。 ですからV溝にゴミが付着していますと、本放電時のファイバ押し込み動作が不安定となり軸ズレが発生し、接続損失が高くなります。
MF-3S・MF-2Sに内蔵されたコンピュータは、ファイバ映像の数カ所で軸ズレ・傾き・端面角度などを測定しています。 測定した光を輝度分布に変換してファイバとして捉えるためにファイバにゴミが付着いていますと、その部分までファイバだと誤認されてしまいます。 結果として良好な結果が得られなくなります。 この様なことはファイバに付着したゴミ以外にもミラーやカメラレンズに付着したゴミも同様です。 このゴミはディスプレイ上から確認でき、ミラーとレンズのどちらに発生したか見分けるには、X・Y画面切替の時に画面とともに移動すればミラーであり、移動しなければカメラレンズのゴミです。 いずれにせよ、アルコールを浸した綿棒にて清掃し、乾いた綿棒にて乾拭きを行ってください。
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